煽り運転は近年、社会問題となっている犯罪です。法律も厳罰化され、煽り運転に対する社会の目は厳しくなってきています。とはいえ、煽り運転にいつ巻き込まれてもおかしくはありません。
こちらの記事では、煽り運転に遭遇した際の対処法について解説させていただきます。
そもそも煽り運転って、どんなことされる?
煽り運転とは、道路上で走行中の他の自動車に対して下記のようなことをされることが多いです。
・後方の車が、加速により車間距離を極端に詰めくる。
・前方の車が極端な減速で車間距離を詰めてくる。
・クラクションやパッシングによる威嚇行為。
・前蛇行運転などで進行を妨げる。
・車を停車させて、車を叩くなどの行為。
・車からの降車を要求してくる。
などがあげられます。
煽り運転された時の対処法6選
煽り運転は道路交通法の【運転妨害罪】に該当します。もし、煽り運転に巻き込まれた際は速やかに、下記の行動をとり自分の身の安全を確保しましょう。
・コンビニやお店の駐車場に避難
・高速道路ではサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)などへ避難
・道を譲る
・車のドアは鍵をかける
・ガラス窓は開けない
・警察に通報する
※煽り返すのはNGです!
コンビニやお店の駐車場に避難
煽り運転?と少しでも感じたら、すぐにコンビニや近くの駐車場に避難するようにしましょう。避難できればどこでもいいと言うことではありません。
煽り運転の運転手が、迫ってくる可能性もありますので、出来るだけ人目につきやすい場所に、駐車すのがポイントです。
高速道路ではサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)などへ避難
高速道路上での煽り運転は一般道よりも危険です。追い越し車線を走行している場合は速やかに、走行車線に戻るようにします。
それでも、煽り運転が収まらない場合は近くのサービスエリアやパーキングエリアに速やかに避難しましょう。
道を譲る
一般道でも、すぐに駐車場がみつからない時や最悪の場合は路側に寄せて、道を譲ってから再走行するようにしましょう。
鍵をかける
車の停車時は鍵をかけるのも重要です。相手運転手が迫ってきて、ドアを開けてくることも考えられます。
もし、「鍵を開けろ」などと言われても絶対に開けないでください。
ガラス窓を開けない
相手が何か言っているからと、会話できるようにガラス窓を下ろしてしまうかもしれなせん。ですが、これも相手が窓から腕を入れてきて、鍵を開けたり暴力を振るってくる可能性があります。窓は開けないようにしましょう。
警察に通報する
当然ですが、警察に通報もしましょう。煽り運転をしてくる相手は、感情的になりやすい相手も多いです。
警察介入を待ってから、解決しましょう。
煽り運転されないためには?
煽り運転された時の対処法も大切でが、出来れば煽り運転されたくないというのが、本音だと思いますので、煽り運転されないための対策についても紹介させていただきます。
・ドライブレコーダーを着ける
・車間距離を詰めすぎない
・急な車線変更をしない
・円滑な運転を心がける。
ドライブレコーダーを着ける
煽り運転では、ドライブレコーダーの装備は有効です。万一の際には、証拠として提出することも出来ます。
また、【ドライブレコーダー録画中】というシールを貼っておけばわかりやすく抑止効果が期待出来ます。
車間距離をつめすぎない
煽り運転と聞くと、加害者だけが悪いというイメージがあります。ですが、実際には、被害者側にも少なからず原因があるということもあります。もちろん、煽り運転するのがいけないことは大前提です。
イライラや寝不足で、いつもより荒っぽい運転や雑な運転になってしまい、気づいたら車間距離が縮まり自分が煽り運転まがいのことをということもあります。自身の精神面や体調にも注意して運転するか判断しましょう。
急な車線変更をしない
急な車線変更、してしまったことがある!という方もいらっしゃるのでは?
これも、後ろのドライバーには大きなストレスになる危険な行為です。
目的地までの道に不安がある場合などは、ある程度の順路を把握して、余裕のある運転をしましょう。
円滑な運転を心がける
当然のことですが、道路はみんなで使用するものです。自分ひとりで運転しているわけではありません。
だからこそ、円滑に運転することは重要です。法定速度を守るのは当然ですが、極端なノロノロ運転などは、他のドライバーの円滑な通行の妨げになります。
安全運転と円滑な運転のバランスを意識して運転するようにしましょう。
まとめ
煽り運転された時の対処法について紹介させていただきました。
対処も大切ですが、煽り運転に巻き込まらなことも大切ということを意識していただければと思います。
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